競走馬が騎手の意思に反して、スピードを上げたり、
スパートをかけてしまうこと。
気性の荒い馬や若い馬、レース経験の少ない馬、
レース間隔の空いた馬に見られることが多い。
「カカる」と意図に反して、体力を消耗してしまうので、
ゴール前で失速してしまうなど、大敗の原因になることも。
ただ一方で、能力のある馬だとそのまま勢いを得て、
勝ってしまうことも稀に見られる。
結果、差し馬だと思われていた競走馬の逃げや、
先行馬としての気質が開花することもある。
騎手が手綱を引くなどして、抑えようとしているにかかわらず、
競走馬が前に進出してしまう場合など、外見上、明らかな場合もあるが、
基本的には競走馬がレース中に、その競走馬が“カカっている”の否かは、
一般的には(特に、素人目には…)レースをライブ観戦している
段階では分かりにくことが多いと思われる。
もし競走馬がいつもより馬群の前でレースをしている、
あるいは最後の直線で伸びを欠いた…などレース展開に違和感を
持った場合は、騎手や厩舎、調教助手等のレース後のコメントなどを
参考にするのが良いと思われる。
“途中でカカってしまって…終いの伸びを欠いてしまった”
などの敗因についてのコメントが散見されるので、
是非参考にしよう。
「カカる」気性を持った馬は、安定感に欠ける一方で、
闘争心が強い馬も多く、潜在能力も高いことが多い。
競走馬が「カカる」という現象は、レース慣れすることなどにより、
改善することが多いので、潜在能力が高いことも相まって、
次レース以降、「狙い馬」や「穴馬」となることも多い。
んじゃ。
PR