先週末、最も注目を集めたのは阪神でのジャパンカップ・ダートでした。
砂のチャンピオン決定戦。第14回ってことで、すっかり根付きましたね。
ダートのレースの中でも随一といっていいレースです。
ダートのGⅠは、フェブラリーステークスが最初で唯一の時代が長く…
芝に比べて一段落ちるイメージやローカルな雰囲気など含め、
裏街道的なイメージが強かったように思います。
なので、ジャパンカップ・ダートが創設されたことを知ったときは
(競馬から離れていた時期ですが…)ときめくように嬉しかった記憶があります。
ちなみに、ダートいえば…ホクトベガ!!です。スター・ホースですね。
もとい(…ダートについての思いの丈は、また改めてw)。
今年のジャパンカップ・ダートは、新旧の注目馬が揃っていて、
魅力に富んだメンバー構成だったと思います。
制したのは、ベルシャザール。新王者誕生です。
正直、意外な結果でした。今年、ダート路線に転向して、
目覚しい結果を残してきたベルシャザールですが…
ダートでの一線級と戦うのは初めてだったレースです。
能力や適性は認めつつも、さすがに厳しいだろうと思ってました。
ダートは芝以上にトップ(GⅠで勝てる馬)・クラスと他の馬との差が
大きいと思っていたので、さすがに壁にぶち当たるだろうと。
しかも、力でねじ伏せたようなレース。見事でした。
今レースで引退となるエスポワールシチーの時代、
スマートファルコンを始め、トランセンド、フリオーソ、
サクセスブロッケン、シルクフォーチュンなどの
時代が過ぎ去り…
ホッコータルマエ、ローマンレジェント、ワンダーアキュート、
ニホンピロアワーズなどの戦国時代真っ只中のダート路線。
覇権を狙う新たな有力馬が堂々と名乗りを上げたレースとなりました。
地方競馬も含めて、色んなタイプのレースがあるからダートは面白いです。
エスポワールシチーについては、これもまた改めて書きたいですが…
本当にお疲れ様でした。とっても好きな仔でした。
スマートファルコンやトランセンドとともに、一時代を…
否、ダートの黄金期をつくったと思います。
そして、今日まで全く衰えを見せなかった脚力に胸をうたれました。
レースを引っ張り、主導権を握ったままゴールする姿が印象深いです。
ダートを圧倒的なスピードで振り切るというスタイルを
確立した個性馬だと思います。
負けないほどの個性を放つ仔をいっぱいつくって欲しいなぁと思います。
んじゃ。
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